頭いっぱいの夢
去年の4月、COLDPLAYのライブがあって感想を書いていたけれど、下書きのまま公開しなかったなあと思って、今更だけど上げます。
2018年11月14日、一夜限りのドキュメンタリー映画公開に感謝を込めて。
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4月19日夜はCOLDPLAY世界ツアーの東京公演でした。本当に素晴らしかった…あの夜の夢の中に私の一部が今も飛んでいて、虹色の歌を響かせてくる。
会場に入ってからずっとつけていたリストバンドが赤く灯って、私達の夢が始まった。
1曲め、A HEAD FULL OF DREAMSの前奏が始まった時、身体中が歓喜にふるえた。待っていた。ここに来たかった。ずっとここに来たかった。会いたかった。来てくれて嬉しい。ここで演奏して歌ってくれて嬉しい、とても。
リストバンドが黄色く点灯してyellowの前奏が始まって、会場中がクリスの声に包まれながら共に歌って、涙が出た。
キラキラの紙吹雪の中をクリスが走っていく。両腕を広げて花道の先端でくるくるとまわる。私達の思いが歓声となってクリスに注がれていく。
いちど照明が消えて、4人がアリーナの中央のステージに立ってシンプルなスポットライトのなかで演奏を始めた時は、これがアンコールかなと思ったが、まだまだ折り返しで、そこからもずっと走り続けた。
今や40歳のクリス マーティンだけど、声が出なくなるどころかどんどん歌が良くなる。最高だと思ってたのに更にその上を行ってしまう。
身体能力も鬼のように高く、あんなに動き回って最後まで疲れを見せない。
新曲の入りをとちって、今のはユーチューブに上げないでー!とバタバタした後に改めて歌われた曲の美しかったこと。
世界ツアーだ。世界の各都市をまわってきた。それぞれのステージで、何万人ものファンが同じ歌をうたってきた。その何万人ものファンはそれぞれの生活の中でコールドプレイの曲を買い、スピーカーやイヤフォンから聞こえるクリスの声に耳を傾けて一緒に口ずさんできた。それぞれの国の何万人が。
I love Tokyoと言ってくれた。美しい都市で、また来れて嬉しいと。腰から日の丸の旗を下げてうたってくれた。きっとどの都市にも本気でそう言ってくれるんだろうと思う。そこに何万人ものファンがいて彼らへの愛を叫んでいる都市を愛さずにいられるだろうか?
先日、日本のヘヴィメタルバンドがアメリカに入国できずアメリカ公演を中止した。 白人で英国人のCOLDPLAYにも入国できない国はあるだろうし、そこにもCOLDPLAYのファンはいるだろう。
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世界のあちこちの映画館で11月14日の夜に上映されたCOLDPLAYの映画は、私たちにまた一つ宝物をくれた。
ありがとう、COLDPLAY。あなた達がこの世界に居てくれて嬉しい。